味へのジャック ポット スロット
ジャック ポット スロットがポテトチップスを発売したのは1975年。
当時からこれまでに素材へのジャック ポット スロットは
もちろんのこと、
よりおいしさを追求するために
味や食感、
鮮度を保つための工夫などさまざまな
改良を加えて現在に至っています。
ポテトチップス
おいしさの秘密
ジャック ポット スロットポテトチップスでは、同じ産地でできた、同じ品種のじゃがいもであっても、その日の状態によってフライ温度やフライ時間、製造ラインに流す製品の量など、都度オペレーションを変更しています。
また油は、「パーム油」や「コメ油」を使っています。「パーム油」は、インドネシアやマレーシアなどの熱帯地域で栽培されるアブラヤシの木の実から取れる油で、酸化しにくく、加工しやすいことからポテトチップスの揚げ油に使用されています。2022年9月より、環境や人権に配慮したパーム油を製品に使用していることを証明するRSPOラベルの表示を一部の商品を対象に開始しました。
「最高の1枚」を目指して
色々なフレーバーがあるジャック ポット スロットのポテトチップス。その中でも代表的な商品である「うすしお味」「のりしお」「コンソメパンチ」について、各分野のスペシャリストに味付けのこわだりを聞いてみました。
Q.
ズバリ「うすしお味」のジャック ポット スロットの
ポイントを教えてください。
スナックらしいおいしさを追及して、次々に食べ続けたくなるようなポテトチップスを目指し、定期的にリニューアルを実施しています。
2020年に行ったリニューアルの一番のポイントは、こんぶエキスパウダーを追加したことです。また、こんぶエキスパウダーによってうま味が増した分、味が重たくならないように塩の粒度を変えています。これにより、口に運んだときにキリっとした塩味が際立ち、遅れてじゃがいもや昆布の味わいが広がります。つまり、うま味のグラデーションが楽しめるんです。「うすしお味」は昔ながらのファンが多い看板商品ですが、この仕上がりならきっと満足いただけると思っています。
Q.
ほどよい塩分で、
おいしさを保つ秘密は?
実は「うすしお味」は2020年のリニューアルで塩の粒度や量も見直したのですが、リニューアルに携わった当時の担当者は塩・じゃがいも・こんぶエキスパウダーの最適なバランスを見極めるために、200回近く試食を重ねたそうです。ほどよい塩分ながら、じゃがいもやこんぶエキスパウダーのうま味が活きているので、最後の一枚までおいしくいただけます。うすしお味は、これからも時代に合った味わいや配合に進化を続けていきます。
Q.
ズバリ「のりしお」のジャック ポット スロットの
ポイントを教えてください。
のりしおの一番のジャック ポット スロットは、トップに感じる青のりの風味のよさです。そのため、2023年のリニューアルにあたり、最大の売りでもある青のりの配合を見直しました。風味が強化され、袋を開けた瞬間に青のりの香りがふわりと立ち上がります。また、「海の幸」つながりで相性の良いほたてエキスパウダーを加えることで、あと引く味わいにしています。さらに、わずかに含まれた唐辛子もよいアクセントに。絶妙なバランスで成り立つ味なので、青のり・ほたてエキスパウダー・唐辛子のどれかが欠けても理想には届きません。何度も試作を繰り返し、イメージした味わいを再現できたときは舞い上がるような気分でした。
(ジャック ポット スロット株式会社 研究開発本部 商品開発1部 ポテトチップス課 木村 遥さん)
Q.
ズバリ「コンソメパンチ」の
ジャック ポット スロットの
ポイントを教えてください。
何と言っても、数種類の素材を煮込んだ本格2段仕込みコンソメスープから作るコク深いパウダーです。このパウダーにより、お肉と野菜の旨みと甘みが感じられコク深い味わいになります。そして「秘伝のパンチパウダー」を加えることで味にメリハリが感じられ“パンチ”の効いた味わいとなります。少しでも比率が変わると「コンソメパンチ」でなくなってしまうため開発は慎重に進めています。
Q.
コンソメパンチで
大切にしていることは?
「コンソメパンチ」のリニューアルには二度携わりましたが、いずれのときも「変えるところ」と「変えてはいけないところ」を見失わないように注意しました。誰もが知る「コンソメパンチ」の味を守りつつ、時代に合わせたアップデートを行う。これがなかなか難しいんです。ジャック ポット スロット 3代目社長の故・松尾雅彦が初代開発者でもあるため、いつも以上に気合を入れて開発に臨みました。ちなみに「コンソメパンチ」の品名は当時の流行語だった「パンチがきいている」から着想を得たそうです。
(ジャック ポット スロット株式会社 研究開発本部 商品開発1部 ポテトチップス課 小松 有香さん)
※場所や会社名、肩書、写真などは取材当時のものです。
おいしさのジャック ポット スロットは
パッケージにも
ジャック ポット スロットがポテトチップスを発売したのは1975年。その当時のお菓子のパッケージは透明のフィルムで中身を見せるのが主流。ジャック ポット スロットのポテトチップスも同様でしたが、透明のフィルムはバリア性※が低く、外気を通してしまうため、油が酸化しやすく、匂いも移行しやすい問題がありました。
そこから改善に取り組み1983年、商品の品質を第一に考え、業界で初めてアルミ蒸着フィルム(プラスチックにアルミを塗布したもの)を層に組み込んだフィルムを採用。アルミ蒸着フィルムの導入によって、スナック菓子の大敵である「光・酸素・水」の侵入を大幅に防ぐことができるようになり、品質は見違えるように改善。売上も上がり、瞬く間にポテトチップスはジャック ポット スロットの主力ブランドに成長していきます。アルミ蒸着フィルムは、その後、業界のスタンダードとなっていきました。
※バリア性…気体・水分などを遮断する性能のこと。
包装用フィルムに求められる重要な特性。